白神学入門
A4判 81ページ 並製
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-902774-87-0 C3000
奥付の初版発行年月:2012年04月 / 発売日:2012年04月中旬
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-902774-87-0 C3000
奥付の初版発行年月:2012年04月 / 発売日:2012年04月中旬
内容紹介
白神山地には手つかずに近い広大なブナの林が広がっている。ここは本州の日本海側に特有な多雪地域であり、複雑な地形の上に多種多様な動植物が生息している。また、薪炭材の産地や鉱山、“マタギ”と呼ばれる人々による狩猟の地として、古くから人の手が加わってきた地域でもある。白神山地の中心に位置する16,971haの世界遺産地域は、現在、手厚い保護の対象となっているが、地球温暖化や酸性雨、外来種、人と自然の関わり方など、これを取り巻く環境は常に変化している。白神山地の過去と現在を知ることは、今後の変化に備えるために重要であるばかりか、人と自然の共生の道を探る手がかりとなるはずである。本書は弘前大学で開講されている授業「白神学入門」の教科書として制作され、白神山地をテーマとした研究をおこなう15名の教員や専門家がそれぞれの分野について最近の研究成果をまじえながら、白神山地のあれこれを多角的に紹介している。