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モスクワ、ソウル、キルギス、ウクライナへの道中央アジア、魅惑の国・キルギス物語

中央アジア、魅惑の国・キルギス物語 モスクワ、ソウル、キルギス、ウクライナへの道

A5判 390ページ 並製
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-947553-97-3 C0026
奥付の初版発行年月:2023年07月 / 発売日:2023年09月上旬

内容紹介

 響き渡れ、平和への翼
 太平洋戦争開戦の年に生まれ、ロシア文学と音楽に興味を抱き続ける主人公、ジョージの半生を「人間の幸福とは」というテーマを一つの軸として回顧している。
 故郷、富岡での子供時代、東京での学生生活と、1964年の東京五輪でのロシア語通訳の経験、会社員時代のモスクワ支店勤務、パラオで戦死した父親への追憶、そして御巣鷹・・・。主人公は様々な場所、出来事を通してかけがえのない出会いと別れを繰り返す。
会社を退職し、大学教員となり、そして中央アジア・キルギスタンでの日本語ボランチア教師へと至る。
 その地に住み、現地の人々との血の通った交流を通して、「喜んでも悲しんでも人生は一度きり、そして1つの道しか進めない」との思いを噛みしめ、大河のごとき物語を紡いでいる。
 混沌化する世界、数年続いた病禍によって人々は千々に分断された。一方で人類は比類なき強靭なレジリエンスを持っている。それは歴史上幾度となく目撃されてきた。いつの日か、また皆が笑顔になれるように、心を込めて。


目次

第Ⅰ部 少年から青春時代
第Ⅱ部 社会人
第Ⅲ部 音楽は世界を救えるか
第Ⅳ部 南の国・パラオへ、御巣鷹の峰
第Ⅴ部 ソウルへ、五輪真弓の「恋人よ」&桂銀淑
第Ⅵ部 ソウルから九州・福岡、そしてIT会社、学校教師へ
第Ⅶ部 観光学大辞典 第9章「ロシア」編
第Ⅷ部 キルギス物語、ボランチア教師として中央アジア・キルギスへ
第Ⅸ部 2022年2月24日のウクライナ侵攻、阿修羅の道を歩むロシア
第Ⅹ部 人の世は出会いと別れの繰り返し
第Ⅺ部 輝いていたあのロシア文学、文化、何処へ消えて仕舞うのか


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