ヨーロッパ文明批判序説 植民地・共和国・オリエンタリズム
A5判 496ページ
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-010092-2(4-13-010092-0) C301
奥付の初版発行年月:2003年04月
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-010092-2(4-13-010092-0) C301
奥付の初版発行年月:2003年04月
内容紹介
光輝くキリスト教文明と,暗闇としてのイスラーム世界?いまなお揺るぎないヨーロッパのアイデンティティの淵源とは?ミシュレ,ユゴー,ルナン…近代の多様な言説の徹底した分析を通して,「ヨーロッパ」・「近代」に迫る比類なき挑戦の書.
目次
第I部 島と植民地
1 1870年代の地球儀とポリネシア幻想
2 「絶海の孤島」から「愛の楽園」まで
3 黒人奴隷と植民地
4 フランス共和国の奴隷制廃止派(アボリシオニスト)たち
第II部 言説としての共和国
1 国境の修辞学——ミシュレの方へ
2 「ナショナル・ヒストリー」から「国民文学」へ
——ヴィクトル・ユゴーを求めて
3 共和国の辞典——ピエール・ラルースをめぐって
第III部 キリスト教と文明の意識
1 知の領域としてのオリエント
2 セム対アーリア
3 記述されたイスラーム世界
4 非宗教性(ライシテ)の時代のキリスト教