合理性の考古学 フランスの科学思想史
金森 修:編
四六判 540ページ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-010123-3 C3010
奥付の初版発行年月:2012年12月
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-010123-3 C3010
奥付の初版発行年月:2012年12月
内容紹介
デカルト的思考,パストゥールの医学,社会に対する「科学的」な視線など,「合理性」という,ある特異なるものにして我々の生をいまも取り囲む認識の布置=エピステーメーは,どのように生まれ,変質していったのか.科学知の考古学にとりくむ編者が,気鋭の執筆陣とともに問う.
目次
序論(金森 修)
第1章 初めに光ありき——知の基軸としてのデカルト光学(武田裕紀)
第2章 〈動物霊魂論〉の境位——或る言説空間の衰退と消滅(金森 修)
第3章 コンドルセの社会数学——科学と民主主義への夢想(隠岐さや香)
第4章 パストゥールとベルナールの「論争」——19世紀医学のある転回点について(田中祐理子)
第5章 階層と実在——原子論論争とフランス科学哲学(三宅岳史)
第6章 ベルクソンと特殊相対性理論——物理学的表象と形而上的実在論(永野拓也)
第7章 モース/ナシオン/ナショナリザシオン——産業デモクラシーをめぐって(重田園江)