東洋叢書
イスラーム世界の創造
四六判 336ページ
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-13-013043-1(4-13-013043-9) C132
奥付の初版発行年月:2005年07月
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-13-013043-1(4-13-013043-9) C132
奥付の初版発行年月:2005年07月
内容紹介
地理上にイスラーム世界がどこにあるかを明確に示すことができるか.近代になって創られ現代へ至る歴史的な成立と受容をたどりつつ,さまざまにとらえられるこの概念が招くあいまいな理解を克服し,新たな世界史認識の必要性をとく.
目次
序章 「イスラーム世界」という語のあいまいさ
I 前近代ムスリムの世界像と世界史認識
第1章 前近代ムスリムの地理的知見と世界像
第2章 前近代ムスリムによる世界史叙述
II 近代ヨーロッパと「イスラーム世界」
第1章 マホメットとサラセン人(18世紀以前)
第2章 「イスラーム世界」の創造
第3章 東洋学と「イスラーム世界」史研究
III 日本における「イスラーム世界」概念の受容と展開
第1章 「イスラーム世界」概念の成立以前
第2章 日本における「イスラーム世界」の発見
第3章 戦後の「イスラーム世界」認識
終章 「イスラーム世界」史との訣別