大学出版部協会

 

江戸の広場

江戸の広場

B5判 244ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-020138-4(4-13-020138-7) C302
奥付の初版発行年月:2005年07月

内容紹介

江戸の街には広小路,寺社境内など,特徴的な空間が存在した.これらを「広場」としてとらえ,そこに集い,行き交う人びとの姿を復原するとともに,江戸から東京へと街が変化してゆくなかで,その機能はいかにひきつがれるか検討する.歴史学,文学,建築学によるコラボレーション.


目次

序言(吉田伸之)
第I部 空間と社会
両国橋と広小路(吉田伸之)
寺院境内——社会関係と空間の諸相(金行信輔)
江戸の民衆と床店葭簀張営業地(小林信也)
近代東京における広場の行方——新開町の簇生と変容(松山 恵)

第II部 文化の諸相
江戸文学に描かれた両国橋(長島弘明)
一九世紀の歌舞伎と戯作にみる両国橋周辺(佐藤至子)
宮地芝居のゆくえ(佐藤かつら)
近世都市の「医療」環境と広小路空間(海原 亮)

第III部 描かれた江戸と広場
江戸絵図の論理——江戸大絵図小石川地域の分析から(千葉正樹)
江戸のポピュリズム(伊藤 毅)


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。