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日本中世の異文化接触

日本中世の異文化接触

A5判 496ページ
価格:8,580円 (消費税:780円)
ISBN978-4-13-020151-3 C3021
奥付の初版発行年月:2013年08月

内容紹介

中世の東アジアにおいて海をへだてた多様な交流が何をもたらしたのか.相互認識はどのように形成されたのか,海を往き来する禅僧によってつくられた文化交流,さらには戦争というかたちでもたらされた伝播のあり方を描く.対外関係史を牽引してきた著者による中世東アジア文化史.


目次

序章 異文化交流と相互認識
I 自己意識と相互認識
1 天台聖教の還流——『参天台五臺山記』を中心に
2 日本僧の見た明代中国——『笑雲入明記』解説
3 東アジア諸国と日本の相互認識——15・16世紀の絵地図を中心に
4 壬辰倭乱の歴史的前提——日朝関係史における
5 抑留記・漂流記に16-17世紀の北東アジアを読む
II 東アジア文化交流と禅宗社会
1 日元交通と禅律文化
2 東アジアにひらく鎌倉文化——教育の観点から
3 寺社造営料唐船を見直す——貿易・文化交流・沈船
4 肖像画・賛から見た禅の日中交流
5 十年遊子は天涯に在り——明初雲南謫居日本僧の詩交
6 室町時代の日朝交渉と禅僧の役割
III 異文化接触としての戦争
1 1019年の女真海賊と高麗・日本
2 蒙古襲来と異文化接触
3 「倭城」をめぐる交流と葛藤——朝鮮史料から見る
4 慶長の役開戦前後の加藤清正包囲網


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