内容紹介
中国経済が成長を遂げた歴史的背景をどのようにとらえればよいのか.いま注目される中国経済史の最新の研究動向と課題を第一線の研究者が紹介する.研究の基礎となる関連資料へのアプローチを示し,中国経済史研究の到達点と展開を示した研究案内.
目次
総論 中国経済のあゆみと課題(久保 亨)
第1部 アウトラインと研究案内
1 清末の沿海経済史(村上 衛)
2 農畜産物貿易史(吉田建一郎)
3 市場秩序と広域の経済秩序(古田和子)
4 紡織業史(富澤芳亜)
5 鉄鋼業史(萩原 充)
6 鉄道史(萩原 充)
7 在来綿業史(瀬戸林政孝)
8 農村経済史(弁納才一)
9 その他の産業・企業史(中国企業史研究会)
10 通貨金融史(久保 亨)
11 財政史(久保 亨)
12 中国東北地域の社会経済史(塚瀬 進)
13 戦時満洲と戦後東北の経済史(飯塚 靖)
14 戦時期日本占領地域の経済史(今井就稔)
15 計画経済期の経済史(加島 潤)
16 水利史(川井 悟)
17 海関統計に基づく貿易史(木越義則)
18 中国における近現代経済史研究(陳争平)
研究文献目録
第2部 史料紹介
1 中国経済史関係史料の紹介I(村上 衛)
2 中国経済史関係史料の紹介II(久保 亨)
3 貿易統計の紹介(木越義則)
4 戦前〜1960年代半ばの文献案内
第3部 統計史料