大人のための近現代史 19世紀編
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-023058-2 C1020
奥付の初版発行年月:2009年10月
日本が開国へむかった時期,東アジア地域全体も大きく動き出した.現代の国際社会を考えるために,また“教養”としても重要な「近代化」の時代を,日本史,中国史,朝鮮史,アメリカ史,ロシア史の複数の視点をふまえた全体像として叙述する新たなる試み.多様なコメントも盛り込み多彩な執筆陣が歴史の醍醐味を描く.
目次
はじめに
第1章 日本開国への決断
第2章 近世東アジアの世界秩序
第3章 日本社会の近世
第4章 琉球社会の近世
第5章 朝鮮社会の近世
第6章 中国社会の近世
第7章 ロシアの東方進出
第8章 日本の対西洋危機意識
第9章 イギリスの東アジア進出と中国
第10章 アメリカの北太平洋進出
第11章 日本の外交政策の反転
第12章 日本世論の二重反転
第13章 ロシアの東方政策と中国・日本
第14章 東アジア国際秩序の再編
第15章 朝鮮の改革と攘夷戦争
第16章 日韓国交更新の紛糾
第17章 アヘン戦争・太平天国後の中国
第18章 日清国交の開始と台湾出兵
第19章 征韓論争と江華島条約
第20章 日本の近代的領土画定
第21章 中国の版図・華人の再編と東アジア
第22章 ロシア・中国・日本の近代化
第23章 1880年代の朝鮮と国際政治
第24章 日中の軍備拡張と世界政治
第25章 日清戦争の発端と展開
第26章 日清戦争後の東アジア世界
第27章 国際公共財の形成
【本文執筆者】三谷 博・並木頼寿・月脚達彦・遠藤泰生・川島 真・櫻井良樹・千葉 功・デイヴィッド・ウルフ・松本武祝・茂木敏夫
【コメント執筆者】飯島 渉・生田美智子・大谷 正・岡本隆司・岸本美緒・木畑洋一・栗原 純・小島 毅・斎藤 修・塩出浩之・杉原 薫・鈴木智夫・高橋 均・豊見山和行・中見立夫・新村容子・朴 薫・古田元夫・松方冬子・宮崎ふみ子・吉野 誠