歴史と和解
A5判 440ページ
価格:6,270円 (消費税:570円)
ISBN978-4-13-026228-6 C3020
奥付の初版発行年月:2011年07月
価格:6,270円 (消費税:570円)
ISBN978-4-13-026228-6 C3020
奥付の初版発行年月:2011年07月
内容紹介
「忘れてはならない過去の歴史」をいかに「和解の糧」とすることができるか.複数国の歴史研究者・戦争体験者・和解活動家らが多彩な角度から考察し,複雑に絡みあった近代日本の戦争と植民地支配をめぐる「歴史問題」の解きほぐしを試みる.
目次
序(黒沢文貴)
第I部 歴史と和解のあいだ
障子を閉める(イアン・ニッシュ)
戦後の日本近代史研究の軌跡(黒沢文貴)
第II部 記憶から歴史へ
<体験・記憶・和解>
記憶の歴史化と和解(小菅信子)
憎悪から和解へ(ジャック・チョーカー)
「炎のランナー」エリック・リデルのランニング・シューズ(スティーブン・メトカフ)
和解と赦し(マーティン・ウィルソン)
「和解こそ最後の勝利」(フィリップ・メイリンズ)
和解への道(恵子・ホームズ)
捕虜収容所の記憶と和解(杉野 明)
記億、歴史、和解(フィリダ・パーヴィス)
第III部 歴史をめぐる対話と和解
<歴史交流と和解>
日中歴史共同研究(波多野澄雄)
歴史認識共有の実験(剣持久木)
日中とドイツ・ポーランドにおける歴史と「和解」(庄司潤一郎)
<和解の国際比較>
日韓とフランス・アルジェリア(リオネル・バビッチ)
英・アイルランドの和解と日韓関係(林景一)
復讐と和解(フィリップ・トウル)
<東アジアにおける歴史と和解>
反日と日韓の歴史和解(金鳳珍)
市民運動と日中歴史和解(李恩民)
歴史の終焉? 二一世紀における日中和解(キャロライン・ローズ)
東アジアにおける和解の模索(茂木敏夫)