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日本中世債務史の研究

日本中世債務史の研究

A5判 422ページ
価格:7,920円 (消費税:720円)
ISBN978-4-13-026230-9 C3021
奥付の初版発行年月:2011年11月

内容紹介

中世におけるモノの貸借や授受が,いかに現代と異なる法則で成り立っていたのか.利息,質地をめぐる一枚の借用状からだけでは解釈できない実態を,そこに連なる古文書群をひもとき社会のルールを見出す.借り手と貸し手が共存する中世社会の特徴を明らかにする.


目次

序 章 日本中世債務史研究の提起
第一章 中世借用状の成立と質券之法
第二章 中世の計算貨幣と銭貨出挙
第三章 中世の年貢未進と倍額弁償法
第四章 東国荘園の替銭・借麦史料
第五章 東国の為替と借用証文
第六章 室町期の代官請負契約と債務保証
第七章 日本中世の利息制限法と借書の時効法
第八章 中世請取状と貸借関係
第九章 中世契約状における乞索文・圧状と押書
終 章 中世債務史の時代的特質と当面の研究課題


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