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社会科学の理論とモデル8 官僚

社会科学の理論とモデル
社会科学の理論とモデル8 官僚

四六判 192ページ
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-13-034138-7 C3330
奥付の初版発行年月:2010年07月

内容紹介

現代日本社会において,官僚への批判は絶えない.官僚の権力の源泉は何か.官僚の裁量の程度を左右する要因は何か.官僚はどのような環境のもとで職務を執り行っているのか.ウェーバー以来の理論とモデルを紹介しながら,官僚の行動原理を明らかにする.


目次

序 章 官僚批判のなかで
第1章 官僚制の権力
1 行政国家論か捕虜理論か?/2 専門的知識の力/3 専門的知識による影響力の経路/4 顧客団体の組織化と動員/5 政官関係:ヨーロッパと日本

第2章 官僚制の合理性
1 ウェーバーの官僚制論/2 マートンの逆機能論/3 セルズニックの逆機能論/4 ゴウルドナーの逆機能論/5 官僚バッシングとその背景

第3章 官僚制の2つのキャリア・システム
1 開放的システムと閉鎖的システム/2 組織指向型官僚制と専門指向型官僚制/3 低い不確実性の国:アメリカ/4 ウェーバーと日本の官僚制

第4章 委任と裁量
1 本人-代理人論/2 委任の程度を左右する制度

第5章 官僚の行動様式
1 ダウンズの官僚論/2 ニスカネンの官僚論/3 ダンリーヴィーの官僚論/4 予算極大化モデル VS. 組織形整モデル

第6章 第一線公務員
1 第一線公務員の重要性/2 第一線公務員の裁量/3 第一線公務員の職務の状況

第7章 司法官僚
1 裁判官のキャリアパス/2 最高裁判所の事務/3 裁判部門の官僚制化


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