ユーラシア世界
ユーラシア世界1 〈東〉と〈西〉
A5判 272ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-034281-0 C3330
奥付の初版発行年月:2012年05月
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-034281-0 C3330
奥付の初版発行年月:2012年05月
内容紹介
ヨーロッパとアジアを結ぶ呼称,「ユーラシア」.そこでは帰属意識,他者認識が〈東〉〈西〉という思考枠組みに結びつき,人々の意識を形作る.隔てでもあり接触の場でもある〈東〉〈西〉の境界を無数に抱えるユーラシア世界の豊饒さに迫る.
目次
序——越境と変容の場としてのユーラシア世界/塩川伸明・小松久男・沼野充義
総論 〈東〉と〈西〉/宇山智彦
I 「ユーラシア」という発想
1 ロシア文学における東と西/安岡治子(東京大学)
2 思想としての戦間期ユーラシア主義/浜由樹子(津田塾大学)
3 現代ロシアのユーラシア主義の検証/中村裕(秋田大学)
II 〈周縁〉から見た〈東〉と〈西〉
4 チェコ人のロシア表象と自己表象/石川達夫(専修大学)
5 ツァーリとシャーに仕えたアルメニア人/前田弘毅(首都大学東京)
6 カザフ知識人にとっての〈東〉と〈西〉/宇山智彦(北海道大学)
III 東西接触による文化・社会変容
7 複合する視線/後藤正憲(北海道大学)
8 セルビア語の言語構造に見る〈東〉と〈西〉/野町素己(北海道大学)
ブックガイド