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イスラームからつなぐ5 権力とネットワーク

イスラームからつなぐ
イスラームからつなぐ5 権力とネットワーク

A5判 264ページ
価格:5,500円 (消費税:500円)
ISBN978-4-13-034355-8 C3330
奥付の初版発行年月:2025年01月 / 発売日:2025年01月上旬

著者プロフィール

近藤 信彰(コンドウ ノブアキ)

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
1966年生まれ。東京大学文学部卒、同大大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、助教授を経て現職。著書は『近世イスラーム国家史研究の現在』(編、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2015年)、『ペルシア語文化圏史研究の最前線』(編、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2011年)、『鮮麗なるアフタニスタン1841-42――イギリス軍中尉ラットレーの石版画より』(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2007年)。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

総論  権力、コネクティビティ、ネットワーク(近藤信彰)

第Ⅰ部 国家体系とイスラーム共同体

第1章 国家間のつながりを考える
――イスラーム国家体系再論(近藤信彰)
第2章 イエメン・ラスール朝とラバ
――モノをめぐる王権とネットワーク(馬場多聞)
第3章 近世南アジア支配層の宗教横断的なつながり(太田信宏)
――ムガル皇帝とマイスール王
第4章 近代オスマン法学と立憲的カリフ制(藤波伸嘉)

第Ⅱ部 オスマン的秩序から近代国家体系へ

第5章 オスマン帝国のアフドナーメと国家体系
――近世初期の対ヨーロッパ関係(堀井 優)
第6章 帝国の内と外の間
――オスマン帝国の「附庸国」再考(黛 秋津)
第7章 アフドナーメから通商条約へ――18世紀におけるオスマン外交文書の変容(松井真子)
第8章 アラビア語国際法学における国際法の基礎づけ(沖 祐太郎)

第Ⅲ部 帝国とコネクティビティ

第9章 オスマン帝国のウラマー
――職階制と血縁・地縁的結合(秋葉 淳)
第10章 ムガル帝国における人的統合
――マンサブ制度の人事と俸給(真下裕之)
第11章 重なる紐帯、移ろう信頼――ロシア帝政末期アストラハンのムスリム社会(長縄宣博)


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