内容紹介
イスラーム民法の中核を占める財産法のすべてを解説した,はじめての概説書.膨大なアラビア法学書を渉猟した正確な理論のもと,比較法的観点を意識し,法体系の構成と法律用語の訳出を分かりやすく工夫する.イスラーム金融の仕組みなどイスラームの知識が重要性を増す今日に読まれるべき世界でも稀な一大金字塔.
目次
第1部 権利と人
第1章 権利と財産権の体系/第2章 人
第2部 物件
第3章 物/第4章 所有権/第5章 地役権/第6章 先買権
第3部 契約総論
第7章 契約の体系/第8章 契約の成立と無効/第9章 不適正な契約/第10章 効力未定の契約/第11章 拘束力を有しない契約/第12章 代理
第4部 契約各論
第13章 売買/第14章 特殊の売買/第15章 賃貸借/第16章 雇用/第17章 種々の労務契約/第18章 組合/第19章 匿名組合/第20章 贈与/第21章 寄託/第22章 使用貸借/第23章 消費貸借/第24章 ワクフ
第5部 債権の履行確保
第25章 強制履行/第26章 債権譲渡と債務引受/第27章 保障/第28章 質権/第29章 債権の消滅
第6部 責任
第30章 責任