大韓帝国の保護と併合
A5判 280ページ
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-036246-7 C3031
奥付の初版発行年月:2013年02月
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-036246-7 C3031
奥付の初版発行年月:2013年02月
内容紹介
日本と韓国の研究者が,従来余り注目されなかった大韓帝国の「保護国期」に焦点をあて,その特質・独自性を実証的に解明する.政治史・経済史・思想史・社会史の視点から,日韓関係の変動のうねりを立体的・総合的に考察する国際共同研究の成果.
目次
はじめに(森山茂徳・原田 環)
1 「保護」から「併合」へ——日本の韓国「保護政治」の官僚制化(森山茂徳)
2 第二次日韓協約締結時における韓国外部大臣の印章問題について(原田 環)
3 大韓帝国期の皇室財政研究の現況と展望(趙 映俊)
4 大韓帝国期皇室財政の基礎と性格(李 栄薫)
5 韓国併合に関する経済史的研究——貿易・海運を素材として(堀 和生)
6 保護国期の大韓帝国における「お雇い日本人」——日本人高等官人事の動向を中心に(永島広紀)
7 王公族の創設と帝国の変容——方子女王の婚嫁計画による皇室典範の増補(新城道彦)
8 大韓帝国における自国・世界認識とベトナム(姜 東局)
9 国際関係の中の「保護」と「併合」——門戸開放原則と日韓の地域的結合をめぐって(浅野豊美)