日本の貧困研究
A5判 368ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-040227-9(4-13-040227-7) C303
奥付の初版発行年月:2006年09月
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-040227-9(4-13-040227-7) C303
奥付の初版発行年月:2006年09月
内容紹介
人口減少と高齢化が進み,先行き不透明感が漂う中で「自己責任」が叫ばれる時代.日本に住む人すべてに,貧困転落の危機が迫ろうとしている.貧困は,もはや豊かな国のごくごく小さな問題,では済まされない.格差論議の中でも見落とされがちな現実に,経済分析を通じて迫る.
目次
第1章 日本の貧困の歴史
第2章 先進国の貧困
第3章 日本の貧困——一九九〇年代以降の変化
第4章 生活保護制度の貧困削減効果——公的年金制度・失業保険制度との比較
第5章 “貧困との戦い”における最低賃金の役割
第6章 人びとは貧困をどのように捉えているのか——所得分配の価値判断に関する実証分析
第7章 所得格差の拡大と貧困
第8章 社会的排除とベーシック・インカム構想
第9章 生活の質と貧困——相対的剥奪が生活満足度に与える影響
第10章 岐路に立つ日本社会——豊かさの中の貧困問題にどう取り組むか