Economic Affairs
格差社会を越えて
A5判 304ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-040255-2 C3033
奥付の初版発行年月:2012年06月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-040255-2 C3033
奥付の初版発行年月:2012年06月
内容紹介
格差社会を巡る議論がはじまって10年.ますます深刻化する貧困者の数と社会保障の劣化を日本社会は克服できるのか.社会的共通資本の視点から,税,社会保障,金融,教育などの諸政策を提言する.東日本大震災,ならびに全米各都市や欧州における格差問題を背景とした抗議デモの影響についても言及.
目次
はしがき(宇沢弘文・橘木俊詔・内山勝久)
プロローグ(宇沢弘文・内山勝久)
序 章 格差社会 何が進みつつあるのか(橘木俊詔)
第I部 貧富の格差
第1章 税・社会保障と格差社会(小塩隆士)
第2章 財政と格差問題(菊池英博)
第3章 格差問題と金融——マイクロファイナンスの可能性(花崎正晴)
第II部 階層の固定化
第4章 教育と格差社会(八木 匡)
第5章 中央・地方と格差社会(林 宜嗣)
第6章 環境と格差社会(内山勝久・細田裕子)
第III部 格差社会を越えて
第7章 格差社会の政治経済学(金子 勝)
第8章 「格差社会」を越えるヴィジョン——「三つの政府体系」のシナリオ(神野直彦)
補 論 市場原理主義とネオリベラリズムと格差社会(斎藤貴男)
エピローグ(橘木俊詔)