内容紹介
グローバリゼーションの進展によって福祉国家は解体しつつあるのだろうか? 本書では,アメリカやスウェーデンの改革において福祉国家が再編されつつもその枠組みを維持したことを示し,分権化や民営化などの潮流に対応した福祉国家の新たな姿を描き出す.
目次
第I部 資本主義と福祉国家
第1章 福祉国家論の生成と展開
第2章 福祉国家財政論の到達点と課題
第II部 グローバル化の進展と福祉国家
第3章 アメリカ福祉国家システムの再編
第4章 スウェーデン福祉国家の危機と再編
第5章 マクロ経済政策と福祉国家
第III部 福祉国家の可能性
第6章 福祉国家はどのように変容したか
第7章 福祉国家の正統性の危機
第8章 グローバル社会における福祉国家の可能性