中国の経済発展と資源配分 1860-2004
袁 堂軍:著
A5判 288ページ
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-046100-9 C3033
奥付の初版発行年月:2010年02月
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-046100-9 C3033
奥付の初版発行年月:2010年02月
内容紹介
中国経済の戦前から今日までの長期発展過程を,自由経済の成熟という観点から評価を試みる.新古典派経済学におけるマクロ分析の手法を用い,特に,資源配分の効率性からその成長の軌跡を分析する.中国に関する膨大な価格統計や生産統計を自在に利用した綿密な実証研究.
目次
序 章 本書の内容と構成
第I部 初期条件と制度変遷
第1章 経済発展の経過(1860〜2004年)——自由・統制・開放の歴史的流れ
第2章 経済成長の初期状況(1930〜52年)——実質消費水準の国際比較
第II部 部門間資源配分
第3章 価格政策と資源移転(1952〜2000年)——農工間交易条件の内外格差と間接課税
第4章 要素市場の分断と物価水準の長期推移(1952〜2000年)——2部門(貿易財・非貿易財)モデルによる分析
第III部 市場化と生産性
第5章 市場化と資源再配分(1978〜97年)——生産要素の部門間移転と経済成長
第6章 企業生産性と国際競争力(1998〜2004年)——ミクロ分析による検証
終 章 総括と展望——結論と残された課題