日本の階層システム
ジェンダー・市場・家族
盛山 和夫:編
四六判 276ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-055124-3(4-13-055124-8) C133
奥付の初版発行年月:2000年06月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-055124-3(4-13-055124-8) C133
奥付の初版発行年月:2000年06月
内容紹介
「ジェンダーと階層」は後期近代の新しい問題視角である.性別役割分業はもはや自明ではない.市場と家族を媒介として変わりつつある女性の学歴,キャリア,結婚,あるいはライフスタイルや意識など,男女の階層構造とジェンダー関係の変容の意味を考える.
目次
I ジェンダーと社会階層
1章 ジェンダーと階層の歴史と論理(盛山和夫)
2章 教育達成のジェンダー構造(尾嶋史章・近藤博之)
3章 女性の階層的地位はどのように決まるか?(赤川 学)
II ジェンダーと市場
4章 M字型就業パターンの定着とその意味
——女性のライフコースの日米比較を中心に(岩井八郎・真鍋倫子)
5章 性別分業を維持してきたもの
——郊外型ライフスタイル仮説の検討(田中重人)
6章 市場参加/社会参加
——キャリア・パターンの多様性とその背景(中井美樹・赤地麻由子)
7章 女性の就業と階級構造(白波瀬佐和子)
III 結婚・家族・階層
8章 結婚市場の変容(志田基与師・盛山和夫・渡辺秀樹)
9章 労働市場の構造と有配偶女性の意識(木村邦博)
10章 家事に参加する夫,しない夫(岩井紀子・稲葉昭英)
11章 「理念」から「日常」へ——変容する性別役割分業意識(尾嶋史章)