ケア労働の配分と協働 高齢者介護と育児の福祉社会学
後藤 澄江:著
A5判 216ページ
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-13-056400-7 C3036
奥付の初版発行年月:2012年05月
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-13-056400-7 C3036
奥付の初版発行年月:2012年05月
内容紹介
市場のグローバル化や少子高齢化などの社会変動が進むなかで,育児や高齢者介護などのケア労働も変容している.本書は,ケア労働を「生命再生産労働」と位置づけ,英国と韓国の事例も紹介し,家庭と地域社会が協働してケア労働を行なえる仕組みを提示する.
目次
序 章 ケア労働の配分と協働をめぐって
第I部 ケア労働の分析枠組み
第1章 生命再生産労働という分析視点
第2章 家族の生命再生産機能と情緒機能
第II部 日英韓の家族政策・地域政策
第3章 英国のケア労働の配分をめぐる変質と「家事労働」——サッチャー政権下のコミュニティケア政策
第4章 英国におけるコミュニティケアの推進——地縁型「地域労働」・市民型「地域労働」の再編をめざして
第5章 日韓のケア労働の配分と協働——21世紀に入ってからの立場の逆転
第III部 ケア供給の担い手育成と協働
第6章 地域活動の実態と「家事労働」「地域労働」——名古屋市調査の結果から
第7章 地域を基盤としたネットワークとケア労働——「家事労働」と「地域労働」の協働の促進に向けて