内容紹介
地球の現在と歴史を知る学問「地質学」は自然をどうとらえているのか,それはどのような一般性と独自性を持つのか,著者のこれまでの研究者人生をふりかえりつつ,研究史をたどりながら考察を加える.前日本地球惑星科学連合会長・元日本地質学会長として本分野を牽引してきた著者から,地質学のみならず科学の現状と将来へ向けての力強い提言の書.
目次
第一章 古典地質学の方法
第二章 歴史科学としての地質学
第三章 プレートテクトニクス革命
第四章 地質学と哲学
第五章 現代地質学の方法と自然観
付録 これから論文を書こうとする若い読者のために