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人気者がたどった道海を渡ったアライグマ

海を渡ったアライグマ 人気者がたどった道

四六判 194ページ
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-13-063962-0 C1045
奥付の初版発行年月:2024年11月 / 発売日:2024年11月中旬

著者プロフィール

淺野 玄(アサノ マコト)

岐阜大学応用生物科学部准教授、同大大学院共同獣医学研究科准教授
1970年生まれ。2003年北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了。獣医学博士、獣医師。小動物病院勤務獣医師、岐阜大学大学院連合獣医学研究科COEポスドク研究員、同大応用生物科学部講師などを経て現職。日本哺乳類学会哺乳類保護管理専門委員会委員。専門は野生動物医学・野生動物管理学。主要著書:『獣医学・応用動物科学系の学生のための野生動物学』(共著、文永堂出版、2013年)、『増補版 野生動物管理――理論と実践』(共著、文永堂出版、2016年)、『新版 獣医公衆衛生学実習』(共著、学窓社、2016年)、『神の鳥ライチョウの生態と保全――日本の宝を未来へつなぐ』(共著、緑書房、2020年)、『コアカリ・野生動物学 第2版』(編、文永堂出版、2023年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

第1章 知っているようで知らないアライグマという動物
  1 アライグマとその仲間たち/2 原産地でのアライ
  グマの分布と生態/3 狩猟獣としてのアライグマ/
  4 感染症媒介動物としてのアライグマ
  コラム1 生物の分類

第2章 海を渡ったアライグマ
  1世界各地に広がったアライグマ/2 海を渡った狩猟
  獣――ヨーロッパやロシアへ/3 海を渡ったペット
  ――日本へ/4 日本でのアライグマ定着の経緯

第3章 問題を起こしはじめた人気者
  1 なぜアライグマ研究に取り組んだのか/2 北の大
  地での被害――はじまりはトウモロコシ畑のミステリー
  /3 北の大地でのアライグマ対策の試み/4 日本各
  地に広がった被害/5 卵が消えた――トウキョウサン
  ショウウオの捕食(神奈川県)/6 世界遺産に残され
  た五本の爪痕――神社仏閣への侵入(京都府)/
  7 酸っぱいものも好き――ミカンに群がるアライグマ
  (和歌山県)

第4章 異国で生きるアライグマのたくましさ
  1 日本におけるアライグマ研究/2 アライグマの行
  動・生態/3 アライグマの繁殖/4 アライグマの成
  長と体重の季節変動/5 アライグマの食性/6 アラ
  イグマの病気
  コラム2 冬眠について

第5章 野生化したアライグマの対策
  1 国外外来種と国内外来種/2 アライグマのおもな
  捕獲制度/3 鳥獣保護管理法の成り立ち/4 外来生
  物法ができるまで/5 日本におけるアライグマの捕獲
  状況/6 アライグマ対策の現状と課題/
  コラム3 特定外来生物の指定

第6章 アライグマ問題から学ぶべきこと
  1 初期対応の重要性/2 予防原則への転換を/
  3 アライグマ対策と殺処分/4 野生動物を飼うと
  いうこと/5 外来種問題と教訓

おわりに/引用文献


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