アフリカン・アメリカン文学論 「ニグロのイディオム」と想像力
A5判 280ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-080103-4(4-13-080103-1) C309
奥付の初版発行年月:2004年07月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-080103-4(4-13-080103-1) C309
奥付の初版発行年月:2004年07月
内容紹介
アフリカン・アメリカン文学の特質とは何か.本書はラルフ・エリスンの作品の解読を通して,そこに表れる人生の条件・個人の苦悩・社会における現象がアメリカ文学に通底することを示し,「アメリカの信条」,アメリカ文学・文化・社会のあり方にアプローチする.
目次
序章 「ニグロ」のイディオム
第一章 『見えない人間』の誕生
一 背景のラルフ・ウォルド・エマソン
二 リチャード・ライトを越えて
三 カラーフォビア(肌の色恐怖症)——ジョージ・S・スカイラー
四 カラーライン——黒人指導者W・E・B・デュボイス
第二章 『見えない人間』の展開
一 可視・不可視性
二 黒い仮面
三 肌を「パス」する
四 白い恐怖
第三章 「見えない人間」たちの自己証明
一 エリスンの個人主義
二 エマソンの「個人主義」
三 「グレイト・マイグレイション」・黒人のアメリカ化
四 「幻想の都市」 ( ヴィジョナリー・シティ ) と 「愛される共同体」 ( ビラヴド・コミュニティ
終章 アメリカを構築する『見えない人間』