アメリカン・ナルシス メルヴィルからミルハウザーまで
A5判 248ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-080104-1(4-13-080104-X) C309
奥付の初版発行年月:2005年05月
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-080104-1(4-13-080104-X) C309
奥付の初版発行年月:2005年05月
内容紹介
翻訳家,エッセイストとしても知られる著者によるアメリカ小説論集.メルヴィルからオースター,エリクソン,ダイベック,ミルハウザーへ,あらゆる細部を愛惜するかのような著者のスタイルが「もうひとつのアメリカ文学」を描き出す.
目次
I
1「『白鯨』あるいは怒れるナルシス」
2「ポオあるいは怖れるナルシス」
3「都市のナルシス——「群衆の人」論」
4「ハックの中の社会『ハックルベリー・フィンの冒険』論」
5「欲望のダブルバインド——「シスター・キャリー」論」
II
6「ピアニストを撃て!——物語としてのアメリカ」
7「アメリカ文学と帝国主義」
8「ジャメイカ・キンケイドの『小さな場所』第1章を教えることについて」
III
9「贋金と写真——「舞踏会へ向かう三人の農夫」論」
10「ポール・オースターの街」
11「所有と快楽——スティーヴ・エリクソン『Xのアーチ』について」
12「ケーキを食べた男」
13「スイート・ホーム・シカゴ——スチュアート・ダイベックの世界」
14「驚異とアイロニー——スティーヴン・ミルハウザーの世界」