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漢字テキストとしての古事記

シリーズ リベラル・アーツ
漢字テキストとしての古事記

A5判 232ページ
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-13-083044-7 C109
奥付の初版発行年月:2007年02月

内容紹介

文字をもたなかった日本で漢字がどう受け入れられ,読み書きがなされてきたのか.『古事記』を漢字で書かれたテキストとして読むことを通して,神話や古い伝承を書きとどめたものではなく,できごとをならべて記述したものであるという『古事記』本来の読み方に迫る.


目次

I 基盤としての文字世界
一 文字世界の形成
二 『古事記』の基盤としての文字世界
三 実用の文字と文字表現
II 『古事記』の書記と方法
四 『古事記』の訓主体書記
五 できごとの継起の物語
六 訓による叙述の方法——できごとの複線化
七 音仮名で書かれた歌が成り立たせるもの——叙述の複線化
八 歌の方法——軽太子・軽大郎女の物語
III 「古語」の制度
九 「古語」の擬制——『古事記』序文の規制
十 「古語」の世界の創出——『古事記伝』


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