高等教育研究12
変容する大学像
日本高等教育学会:編
A5判 272ページ 並製
価格:4,070円 (消費税:370円)
ISBN978-4-472-18039-2 C3037
奥付の初版発行年月:2009年05月
価格:4,070円 (消費税:370円)
ISBN978-4-472-18039-2 C3037
奥付の初版発行年月:2009年05月
内容紹介
近年の大学改革は大学システムが拡大から縮減へと方向転換する中で行われた。その過程で今まで大学が持っていた役割が失われるという事態が起こっている。大学の組織、学生供給、財政、教員、職員、教育、研究についてのここ20年間の動態から、大学の変容は何を意味し、将来にとってどのような問題を孕んでいるかを考察する。
目次
日本の大学組織―構造・機能と変容に関する定量分析―
大学の変容―供給構造と資金配分の変動がもたらしたもの―
日本の高等教育をめぐるマクロ財政フローの分析
臨時教育審議会以降の大学教員の構造と機能の変容―教育・研究活動を中心として―
変容する大学とこれからの職員
大学改革と教育課程の課題
大学改革は研究活動を改善したか
大学改革は何をもたらしたのか―臨教審からの総括―
[論稿]
「証拠に基づく政策」はいかにして可能か?―教員需要推計の事後検証をもととして―
高大接続情報を踏まえた「大学教育効果」の測定――潜在クラス分析を用いた追跡調査モデルの提案―
編入学制度が学生にもたらすインパクト――編入学・転学者の進路選択構造と適応に着目して―
大学の教科書の研究―標準性に注目して―
日本高等教育学会の設立趣旨
日本高等教育学会会則
「高等教育研究」投稿規定
「高等教育研究」執筆要領
既刊「高等教育研究」総目次
編集後記