科学技術社会論研究4
社会と技術のネットワークの構成 技術経営論(MOT)の潮流
価格:3,630円 (消費税:330円)
ISBN978-4-472-18304-1(4-472-18304-8) C3040
奥付の初版発行年月:2006年06月
企業における技術管理・技術経営(MOT)の問題が脚光を浴びている。バブル崩壊後、企業における生産活動や科学技術の運営にミクロレベルの戦略的な指針をつくることが要請されてきている。アメリカ型のMBA教育や、医薬品・CTスキャンの開発事例などから企業経営において技術や技術開発をどのように捉えるかを考える。
目次
特集=社会と技術のネットワークの構成-技術経営論(MOT)の潮流
緒言 本特集の趣旨-収録論文の概観と狙い 塚原東吾
社会‐技術ネットワークの相互的構成-イノベーションの分析実践を探求する入江信一郎
経営学における技術研究の理論的射程 松嶋登
企業における技術の形成-医薬品の事例 原拓志
論文
省庁主導による研究開発の問題点-STOL実験機「飛鳥」のプロジェクト を例に 加治木紳哉
不祥事に対する企業の対応とステイクホルダーへの影響-食中毒事件以降の雪印乳業の対応に関するイベント・スタディ分析 朴英元 他
産業技術者のための技術者倫理プログラム-その構築に向けて 三宅苞
電子掲示板における科学コミュニケーションの可能性 山内保典 岡田猛
科学技術のリスク認知へのニュース・メデイアの影響 西澤真理子
新聞記事に含まれている科学用語の計量分析 保坂直紀
アイヌ研究と知の権力 植松哲也
書評
マーガレット・ロック(坂川雅子訳):『脳死と臓器移植の医療人類学』 (みすず書房、2004年)額賀淑郎
芝村良:『R.A.フィッシャーの統計理論-推測統計学の形成とその社会的 背景-』(九州大学出版会、2004)宗像慎太郎
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