海を渡ったサムライの娘 杉本鉞子
四六判 200ページ 並製
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-472-30274-9(4-472-30274-8) C0023
奥付の初版発行年月:2003年07月 / 発売日:2003年07月上旬
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-472-30274-9(4-472-30274-8) C0023
奥付の初版発行年月:2003年07月 / 発売日:2003年07月上旬
内容紹介
激動の明治維新期に越後の家老の家に生まれ、厳格な躾を受けて育った杉本鉞子は、文明開化の東京、アメリカで異文化と出会い、英文の自伝『武士の娘』を著し、日米文化交流の懸け橋の役割を果たした。武士の娘としてのモラルに照らして行動した鉞子の人間像を、『福翁自伝』の福沢諭吉と対比しながら浮かび上がらせる。
目次
序章 自伝と自伝的作品とのあいだ/第一章 鉞子のルーツ―長岡と米百俵(長岡班の二つの顔 北越戦争と敗戦後の窮乏 他)/第二章 鉞子の生涯―越の国(北越戦争と父の苦悩 稲垣家の人々 盂蘭盆 他)/第三章 鉞子の生涯―外つ国へ(文明開化の東京へ ウィルソン家の人々と結婚式 異郷の花 武士の娘の死 他)/第四章 異文化との出会い(文明開化の窓 ミッション・スクール入学 『菊と刀』 他)/第五章 異文化への対応(異文化接触とアイデンティティ 鉞子の矜持 現地体験の意義 他)/終章 “二重国籍者”鉞子の視座