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モーツァルト スタディーズ

モーツァルト スタディーズ

A5判 320ページ 並製
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-472-40332-3(4-472-40332-3)
奥付の初版発行年月:2006年10月

内容紹介

生誕250年を迎えたモーツァルトは、今でも世界中の人々に愛されている。「モーツァルト」とは何なのか、何だったのか。音楽のみならず、その他の芸術、歴史、社会などを第一線で研究する執筆陣が、各々の角度から新たなモーツァルト像を模索。鼎談、コラム、年表、人物相関地図も付し、モーツァルトの全体像をあぶり出す。


目次

●第1部 文化史から読み解くモーツァルト
作曲する時間よりも演奏時間が長い作曲家―理論音楽学によるモーツァルト像の再検討(網野公一)
一九世紀的価値判断の彼岸―モーツァルトのオペラ再考(今谷和徳)
モーツァルトは誰のものか?―《レクイエム》の間テクスト性(近藤周吾)
モーツァルトと建築―ロココとフリーメーソンの残響(五十嵐太郎)
●第2部 モーツァルト演奏の時代考証
オペラ作品にみる「私的解釈」―レポレッロ歌いの《ドン・ジョヴァンニ》メモ(藤澤眞理)
モーツァルトのピアノ協奏曲―「協奏曲」と「コンサート」を考える(三國正樹)
「国民芸術運動」とオペラ創作―モーツァルトのジングシュピール(梶井龍太郎)
●第3部 変容するモーツァルト像
モーツァルト・日本人・小林秀雄―イデオロギーからの解放(渡邊まさひこ)
一八世紀末ロンドンにおけるモーツァルト受容―招聘推進計画期を中心に(吉江秀和)
モーツァルトと戦争―トルコと行進曲(上尾信也)
●鼎談
 モーツァルトの時代と音楽(鈴木敬介・鈴木秀美・今谷和徳)
Ⅰ 生きた時代に即した演奏とは
Ⅱ 偶像・社会経済・日本
●コラム
モーツァルトとドイツ人(梶井龍太郎)
モーツァルトが聞いた悲鳴(藤澤眞理)
プレジャー・ガーデン、光と音の「驚」宴(吉江秀和)
《ドン・ジョヴァンニ》の思い出(渡邉まさひこ)
トランス・ポジション(近藤周吾)
変遷・再評価・復活(網野公一)
わが師ハンス・カンのモーツァルト(上田 桂)
●資料編
モーツァルト人物相関地図
モーツァルト関連年表


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