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中学生からの対話する哲学教室

中学生からの対話する哲学教室

B5判 188ページ 並製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-472-40446-7 C0010
奥付の初版発行年月:2012年04月 / 発売日:2012年04月中旬

内容紹介

愛、芸術、嘘、正義、環境、人生など、哲学のさまざまなテーマについて考えるテキスト。アメリカの中学・高校で使用されている教科書を日本語訳。議論を重ね、対話をとおしてともに考えられるよう、充実した課題を数多く用意。さあ、この本を使っていっしょに哲学してみよう。日本語版オリジナル「先生のための手引き」付き。

著者プロフィール

シャロン・ケイ(ケイ,S.(シャロン))

1997年にトロント大学で博士号を取得。現在はジョン・キャロル大学教授。教育哲学、友愛の哲学、形而上学、中世哲学などを教える。幅広く著作を刊行。2001年にはポール・トムソンとともに『アウグスティヌスについて』を出版。アムネスティ・インターナショナルの大学生団体の顧問も務める。

ポール・トムソン(トムソン,P(ポール))

1990年にプリンストン大学で博士号を取得。ジョン・キャロル大学准教授を経て、現在はコロンビア理工学中等学校に哲学者として滞在しながら、カリキュラム・コンサルタントの仕事をしている。認識論、科学哲学、初期近代哲学を教え、著作も刊行。ジョン・キャロル大学では初年次セミナーのディレクターを務めた。

河野 哲也(コウノ テツヤ)

1963年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(哲学)。防衛大学校助教授、玉川大学准教授などを経て、立教大学文学部教育学科教授。哲学・倫理学専攻。表現やコミュニケーションの問題に関心をもつ。おもな著書に『意識は実在しない──心・知覚・自由』(講談社選書メチエ)、『道徳を問いなおす──リベラリズムと教育のゆくえ』(ちくま新書)、『大学生のための読む・書く・プレゼン・ディベートの方法』(共著、玉川大学出版部)など、共訳書にT. W. クルーシアス・C. E. チャンネル『大学で学ぶ議論の技法』(慶應義塾大学出版会)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

まえがき
謝辞
監訳者のことば

はじめに
Ⅰ 美
 第1章 “愛”とはなにか
 第2章 “美”は事実か趣味か
 第3章 “アート”の目的とはなにか
 第4章 健康であることと美しいことにちがいはあるか
Ⅱ 真
 第5章 “真”になりえないものはあるか
 第6章 嘘をつくのはいつも悪いことか
 第7章 どんな問題にも答えはあるか
 第8章 “現実”は受け入れるべきものか
Ⅲ 正義
 第9章 “差別”とはなにか
 第10章 動物には権利があるか
 第11章 だれが環境のことを考えるのか
 第12章 政府がなかったらどうなってしまうのか
Ⅳ 神
 第13章 善人に悪いことが起きるのはなぜか
 第14章 生きる意味とはなにか

先生のための付録
 日本語版解説 哲学対話授業のごあんない
 日本語版解説 先生のための手引き
 本書の使い方
 付録A 対話劇のためのワークシート
 付録B ソクラテスの裁判と死、およびプラトンのイデア論
 付録C 経験主義
 用語解説


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