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電気・電子の基礎数学

電気・電子の基礎数学

A5判 240ページ 並製
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-501-62100-1(4-501-62100-1) C3041
奥付の初版発行年月:2005年09月 / 発売日:2005年09月下旬

内容紹介

わかりやすい解説,効率的な構成

前書きなど

 電気・電子に関する専門知識を学んでいくためには,数学の力が不可欠となる.しかし,限られた時間の下,数学の学習に集中していたのでは,本来の目標である専門の学習にまで手が回らなくなる恐れがある.したがって,専門と数学の学習をある程度は並行して行うことが現実的となろう.加えて,数学の学習は特に効率的に行う必要がある.
 本書は,高専や大学などで電気・電子を学んでいこうとする方々を対象にした「電気数学」即ち,電気・電子を学ぶために必要な数学の教科書である.著者らが,実際に電気数学の指導を行っている経験を活かして,重要ポイントをわかりやすく,かつ効率的に学習が進められるように執筆した.
 電気・電子に関する問題を解くためには,これらの分野についての専門知識が重要となることは言うまでもない.一方,本書の目標は,問題を解くために必要となる数学の力を身につけることである.したがって,電気・電子に関する専門知識については,他の関係科目の学習によって十分に習得していただきたい.
 本書を出版するにあたり,多大なご尽力をいただいた東京電機大学出版局の植村八潮氏,吉田拓歩氏にこの場を借りて厚く御礼申し上げる.

 2005年 8月
 堀桂太郎,佐村敏治,椿本博久


目次

第1章 数式の計算
 1−1 数
 1−2 平方根に関する計算
 1−3 整式の計算
 1−4 有理式の計算
第2章 関数と方程式・不等式
 2−1 関数
 2−2 分数関数と無理関数
 2−3 指数関数と対数関数
第3章 2次関数
 3−1 2次関数
 3−2 2次方程式
 3−3 2次不等式
第4章 行列と連立方程式
 4−1 行列
 4−2 連立方程式の解法
第5章 三角関数の基本
 5−1 三角関数の基礎
 5−2 正弦波交流
 5−3 逆三角関数

第6章 三角関数の応用
 6−1 加法定理
 6−2 三角関数の諸公式
第7章 複素数の基本
 7−1 複素数とは
 7−2 複素数の計算
第8章 複素数の応用
 8−1 複素数と交流回路
 8−2 交流回路の計算
第9章 微分の基本
 9−1 極限と微分係数
 9−2 微分の基礎
 9−3 微分と極値
第10章 微分の応用
 10−1 いろいろな関数の微分
 10−2 微分と電気回路
 10−3 偏微分
第11章 積分の基本
 11−1 不定積分
 11−2 いろいろな積分法
第12章 積分の応用
 12−1 定積分
 12−2 積分と電気工学
第13章 微分方程式
 13−1 微分方程式の基礎
 13−2 線形微分方程式
第14章 フーリエ級数
 14−1 フーリエ級数の基礎
 14−2 フーリエ変換の基礎
第15章 ラプラス変換
 15−1 ラプラス変換の基礎
 15−2 ラプラス逆変換の基礎
 15−3 ラプラス変換を用いた微分方程式の解法

関連リンク

・ダウンロード:演習問題と章末問題の解答


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