叢書 21COE-CCC 多文化世界における市民意識の動態13
EUと市民
B7 304ページ 上製
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-7664-1147-8(4-7664-1147-1) C3331
奥付の初版発行年月:2005年03月 / 発売日:2005年03月上旬
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-7664-1147-8(4-7664-1147-1) C3331
奥付の初版発行年月:2005年03月 / 発売日:2005年03月上旬
内容紹介
拡大するEUにおいて市民が現実の政治に及ぼす影響とは何か。 政治参加、国境を越えた民主主義は可能なのか。市民社会と、揺れ動く欧州連合との相互作用を多角的に解き明かす一冊。
田中俊郎(たなか としろう)
学校法人慶應義塾常任理事兼慶應義塾大学法学部教授、ジャン・モネ・チェア。アジア太平洋EU学会(EUSA Asia-Pacific)会長。
1975年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。主要著作に、『EUの政治』(単著)(岩波書店、1998年)、『EU入門』(共編著)(有斐閣、2000年)、『ヨーロッパ統合』(監修)(創元社、2005年)など。
浅見政江(あさみまさえ)
東京国際大学国際関係学部講師。
1997年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。
主要著作に、『EU入門』(共著)(有斐閣2000年)、『新国際関係論』(共著)(東洋経
済新報社2005年)など。
鈴木規子(すずき のりこ)
日本学術振興会特別研究員。
2003年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。
主要論文に、「ヨーロッパ市民権制定と『ヨーロッパ人』アイデンティティーの形成—外国人地方参政権を認めたフランスの結果」『日本EU学会年報』第23号(2003年)など。
井上淳(いのうえ じゅん)
北里大学一般教育部講師。
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程。
主要論文に、「issueに基づいてEUと加盟国の政策を分析する手法の可能性」『日本EU 学会年報』第24号(日本EU学会、2004年)、「紛争予防におけるEUと国連の連繋とその課題」『国際経済法と地域協力』(石川明編、信山社、2004年)など。
和達容子(わだち ようこ)
長崎大学環境科学部助教授。
1997年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。
主要著作に、『地球環境問題と環境政策』(共著)(ミネルヴァ書房、2003年)、「EU環境政策に関する一考察—環境ガバナンスにおける参加と民主的正統性」『日本EU学会年報』第24号(2004年)など。
庄司克宏(しょうじ かつひろ)
慶應義塾大学大学院法務研究科教授、ジャン・モネ・チェア。
1990年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。
主要著作に、『EU法 基礎篇』(岩波書店、2003年)、『EU法 政策篇』(岩波書店、2003年)、『二一世紀の欧州とアジア』(共著)(勁草書房、2002年)、『新国際機構論』(共著)(国際書院、2005年)など。
明田ゆかり(あけだ ゆかり)
立教大学法学部講師。
1985年、慶應義塾大学法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。
主要著作に、『新版 現代の国際政治』(共著)ミネルヴァ書房(2004年)、『グローバル・デモクラシーの政治世界』(共著)(有信堂高文社、1997年)、『クリントン政権の内政と外交』(共著)(同文館、1995年)など。
細谷雄一(ほそや ゆういち)
慶應義塾大学法学部専任講師。2000年、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。
主要著作に、『戦後国際秩序とイギリス外交』(創文社、2001年)、『ヨーロッパ国際関係史』(共著)(有斐閣、2002年)、『国際学入門』(共編著)(創文社、2004年)、『外交による平和』(有斐閣、2005年)など。
鈴木均(すずき ひとし)
European University Institute(欧州大学院)研究助手。
European University Institute歴史文明学科博士課程。
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程在籍。
主要論文に、“The Mitbestimmungsgesetz (Co-determination Law) in German Heavy Industry and the Schuman Plan; American Strategy and German Tradition in a Eurpean Sphere” in, Laura Grazi, Laura Scichilone(eds.), Dialogo sull’Europa; Laboratorio di studi sull’ integrazione europea, (Centro di Ricerca sull’ Integrazione Europea, Universita` degli Studi di Siena, Siena, Italy,June, 2004)など。
目次
第1部 EU政治と市民参加
第1章 欧州統合におけるエリートと市民 田中敏郎
第2章 EUの民主的ガヴァナンスとEU市民 浅見政江
第3章 外国人から市民へ 鈴木規子
第2部 EU政策と市民
第4章 市場統合・通貨統合と市民 井上淳
第5章 EU環境政策と市民 和達容子
第6章「自由・安全・司法領域」とEU市民 庄司克宏
第3部 EUとアクター
第7章 EU通商政策ダイアログとEU市民社会の形成 明田ゆかり
第8章 イギリスのEU政策と市民 細谷雄一
第9章 初の「欧州アクター」だったのか?(ドイツ労働総同盟)鈴木均