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地方分権時代の市民社会

叢書 21COE-CCC 多文化世界における市民意識の動態35
地方分権時代の市民社会

B7 316ページ 上製
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-7664-1461-5 C3331
奥付の初版発行年月:2008年01月 / 発売日:2008年01月上旬

内容紹介

市場原理に基づく自由競争か、それとも再分配による自治体の保護か。道州制が議論される中で重要な選択を迫られている地方自治。地方分権時代において、現在、日本の住民やその代表である地方議会議員、首長、そして自治体職員はどのような意識を持っているのか、将来の地方分権の在り方を詳細に分析し明らかにする。


小林良彰(こばやし よしあき)
慶應義塾大学法学部教授・同大学多文化市民意識研究センター長。法学博士。
1954年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。
主要業績に、『制度改革以降の日本型民主主義』(木鐸社、2008年)『選挙・投票行動』(東京大学出版会、2000年)、『現代日本の政治過程』(東京大学出版会、1997年)、『現代日本の選挙』(東京大学出版会、1991年)など。

中谷美穂(なかたに みほ)
明治学院大学法学部有期専任講師。博士(法学)。
1972年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。
主要業績に、『日本における新しい市民意識——ニュー・ポリティカル・カルチャーの台頭』(慶應義塾大学出版会、2005年)、『市民社会の比較政治学』(小林良彰・富田広士・粕谷祐子編、慶應義塾大学出版会、2007年)、「日本における新しい政治文化の兆し——住民投票運動を中心に」『選挙学会紀要』6号(2006年)、“New Political Culture in Japan,” Journal of Political Science and Sociology, vol.7 (Center for Civil Society with Comparative Perspective, 2007) など。

金 宗郁(キム ジョンウク)
慶應義塾大学大学院法学研究科特別研究講師。
1969年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。
主要業績に、『地方自治体をめぐる市民意識の動態』(小林良彰編、慶應義塾大学出版会、2005年)、「自治体の政策パフォーマンスと組織規範、住民意識」『選挙研究』21号(2006)、「政策形成過程における官僚の民主的統制としての組織規範」『年報政治学』(2005年II月号)など

目次

 巻頭言      安西祐一郎
 刊行にあたって  小林良彰

第1章 地方分権時代の市民社会   小林良彰                              
第2章 地方分権時代の首長意識   小林良彰・中谷美穂・金宗郁
第3章 地方分権時代の地方議員意識   小林良彰・中谷美穂・金宗郁
第4章 地方議員の役割意識   中谷美穂
第5章 地方分権時代の職員意識   小林良彰・中谷美穂・金宗郁
第6章 行政改革に対する職員意識   金宗郁
第7章 地方分権に対する職員意識   金宗郁
第8章 地方分権時代の職員と市民参加   中谷美穂
第9章 地方分権時代の住民の政治意識   金宗郁

補遺 質問票

あとがき
索引


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