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現代の金融市場

現代の金融市場

B7 264ページ 並製
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-7664-1542-1 C3033
奥付の初版発行年月:2009年01月 / 発売日:2009年01月上旬

内容紹介

金融市場を実務・学術の両面から俯瞰する。
▼金融活動の現場を知る各執筆者が、現代の金融市場の現状と課題を、わかりやすく解説する。国際金融のフロンティアや、企業・金融の再生、日本の金融の歴史など、現代に欠かせないテーマを取り上げる。


【編著者】
黒坂佳央(くろさか よしおう) 武蔵大学経済学部教授
藤田康範(ふじた やすのり) 慶應義塾大学経済学部准教授

【著者】※掲載順。役職名は講座開講時のものと、変更がある場合には、現在のものも記してあります。
畠山襄(はたけやま のぼる) 国際経済交流財団会長
寺西靖彦(てらにし やすひこ) 日陽エンジニアリング監査役
遠山慶(とおやま けい) 国際協力銀行人事部参事役
丸淳子(まる じゅんこ) 武蔵大学経済学部教授
西室泰三(にしむろ たいぞう) 株式会社東京証券取引所グループ取締役会長
香西泰(こうさい ゆたか) 社団法人日本経済研究センター理事・特別研究顧問
熊倉修一(くまくら しゅういち) 日本銀行金融研究所企画役、武蔵大学経済学部講師/現在、日本銀行金融研究所企画役
宮坂征治(みやさか せいじ)アント・キャピタル・パートナーズ株式会社パートナー
北見良嗣(きたみ りょうじ) 帝京大学法学部教授
柳正憲(やなぎ まさのり) 株式会社日本政策投資銀行取締役常務執行役員
鈴木淑夫(すずき よしお) 経済学博士(東京大学)、元衆議院議員、元日本銀行理事、元野村総合研究所理事長

目次

序章 バブルの生成・崩壊と日本の財政・金融政策   藤田康範
 1 はじめに
 2 バブル景気
 3 バブル崩壊後の財政政策
 4 バブル崩壊後の金融政策
 5 本書の目的

第1部 国際経済のフロンティア 
第1章 東アジア共同体と東アジアFTAの展望   畠山襄
 1 はじめに
 2 中国・韓国の状況
 3 日本のFTA
 4 東アジアFTAをめぐる最近の展開
 5 おわりに——東アジア共同体と東アジアFTAの今後の展望

第2章 世界をさまようオイル・マネー——ペトロダラーからペトロユーロへ   寺西靖彦
 1 はじめに
 2 原油価格の決定要因——地政学的リスク、需要、供給、過剰流動性
 3 オイル・マネー(Petrodollar)の急増と世界経済への影響
 4 おわりに——当面の結論

第3章 開発途上国の開発と金融——円借款の事例を通じて   遠山慶
 1 開発援助をめぐる国内外の情勢と課題
 2 開発途上国での金融を通じた支援事例(マイクロファイナンス)

第2部 直接金融の新展開 
第4章 エクイティ・ファイナンスの変遷   丸淳子
 1 はじめに
 2 日本の家計の資産運用
 3 投資信託の現状と問題
 4 バブル期の資本構成
 5 バブル崩壊による資本構成の変化
 6 おわりに——新興企業の資金調達問題の解消の必要性

第5章 国際的な環境変化と東証の取組み   西室泰三
 1 はじめに
 2 世界の取引所をめぐる最近の動き
 3 世界の各証券市場でのIPOの状況
 4 上場を目指す東京証券取引所
 5 持株会社組織への移行
 6 世界最高水準の次世代システムの開発
 7 多様な上場商品等の提供による利便性の向上
 8 おわりに——国際的な連携・提供の推進

第3部 日本銀行の過去・現在・未来 
第6章 景気循環と中央銀行機能の変遷   香西泰
 1 はじめに——戦後復興から朝鮮特需へ
 2 国際収支と金融調節
 3 日本銀行法改正問題
 4 高度成長と下村理論
 5 下村氏の金融理論——金融正常化と低金利革命の提唱
 6 吉野氏の安定成長論
 7 おわりに

第7章 日本銀行と民間金融機関——日銀考査を中心に考える   熊倉修一
 1 はじめに——日銀考査とは何か
 2 日銀考査の意義
 3 中央銀行考査に対する疑問・批判
 4 リスク管理重視考査とバブル経済
 5 日銀法改正・早期是正措置導入と日銀考査
 6 バーゼル規制と日銀考査
 7 欧米中央銀行による考査
 8 おわりに——これからの日銀考査と金融機関経営

第4部 企業と金融の再生に向けての胎動 
第8章 企業再生とM


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