日本経済史1600—2000 歴史に読む現代
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-7664-1573-5 C3033
奥付の初版発行年月:2009年03月
▼近世の経済的遺産が近代的工業化に果たした役割を重視する考えから、近世から現代まで、広い範囲をカバーする日本経済史のテキスト。
▼各章の最初に時系列データを掲載、経済発展のプロセスをより正確に理解できる。
日本経済史に親しむための「学習用参考文献」 を掲載しました。
今後の学習にお役立てください。
▶ 増補・改稿した『日本経済史1600-2015』が、刊行されました。
浜野潔(はまの きよし) 関西大学経済学部教授
井奥成彦(いおく しげひこ) 慶應義塾大学文学部教授
中村宗悦(なかむら むねよし) 大東文化大学経済学部教授
岸田真(きしだ まこと) 日本大学経済学部専任講師
永江雅和(ながえ まさかず) 専修大学経済学部教授
牛島利明(うしじま としあき) 慶應義塾大学商学部教授
目次
はじめに
1. 近世の成立と全国市場の展開 浜野 潔
1.0 経済指標からみた江戸時代
1.1 大開墾の時代
1.2 海運の整備と全国市場の成立
1.3 「鎖国」と貿易の展開
1.4 元禄から享保へ
2.田沼時代から松方財政まで 井奥成彦
2.0 移行期の経済構造
2.1 政策の推移(1)−田沼期から幕藩体制崩壊まで−
2.2 政策の推移(2)−明治政府成立から松方デフレ終息まで−
2.3 産業の展開
2.4 対外関係の推移
3.松方デフレから第1次世界大戦まで 中村宗悦
3.0 戦前期日本における経済成長(1881-1940年)
3.1 近代経済成長の開始
3.2 諸産業の発展と構造変化
3.3 「小さな政府」から「大きな政府」へ
3.4 日本とアジア
4.第1次世界大戦から昭和恐慌期まで 岸田 真
4.0 国際システムの転換と日本経済
4.1 第1次世界大戦と日本経済
4.2 1920年代の日本経済
4.3 経済政策と金解禁問題
4.4 世界恐慌と昭和恐慌
4.5 「高橋財政」と1930年代の日本経済
5.戦時経済から民主化・復興へ 永江雅和
5.0 「連続」と「断絶」の時代
5.1 戦時統制経済の形成と崩壊
5.2 敗戦と戦後改革 218
5.3 インフレーション下の戦後復興
5.4 ドッジ・ラインから特需景気へ
6.高度成長から平成不況まで 牛島利明
6.0 戦後経済の成長と停滞
6.1 高度成長のメカニズム
6.2 高度経済成長の終焉と構造調整−1970年代‐80年代前半の日本経済−
6.3 バブル経済とその崩壊−1980年代後半以降の日本経済−
コラム1 石見銀山
コラム2 国産品と舶来品
コラム3 19世紀前半の水戸藩における農政論争
コラム4 幕末の経済発展と綿織物業
コラム5 渋沢栄一と株式会社制度の普及
コラム6 近代日本における「内国植民地」
コラム7 高橋是清と井上準之助
コラム8 総力戦と医療
コラム9 「三等重役」の風景
コラム10 「昭和の遣唐使」と「日本的経営」
コラム11 地域社会と企業−夕張といわき−
引用・参照文献
年表
索引