「テル・ケル」は何をしたか アヴァンギャルドの架け橋
阿部静子:著
四六判 480ページ 上製
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-7664-1885-9 C0098
奥付の初版発行年月:2011年10月 / 発売日:2011年10月下旬
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-7664-1885-9 C0098
奥付の初版発行年月:2011年10月 / 発売日:2011年10月下旬
内容紹介
フランスの小説家フィリップ・ソレルスが中心となって創刊された季刊前衛文芸誌「テル・ケル」(1960-1982)。94号で終刊するまで、「アヴァンギャルド」の旗手として、フランス国内だけでなく、各国へ影響を与えた“戦う雑誌”の足跡を、初めて日本からその意味を問う画期的な研究。
著者プロフィール
阿部静子(アベシズコ)
白百合女子大学非常勤講師
東京大学文学部卒。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学文学部非常勤講師等。
目次
はじめに
Ⅰ部
一章 「テル・ケル」と(その)時代
二章 鬼っ子文芸誌の誕生
三章 創刊号
四章 ヌーヴォー・ロマンからアルトー、バタイユへ
五章 「テル・ケル」号のゆくえ
Ⅱ部
六章 バルトとフーコーが「テル・ケル」にしたこと
七章 「テル・ケル」の選択・「テル・ケル」の賭
八章 Never explain, never complain: 「言い訳はしない。不平は言わない。」
九章 失われた「時代」を求めて
おわりに
註
参考文献
読者のためのブックガイド
年表
「テル・ケル」総目次(フランス語)
索引