帝国からヨーロッパへ 戦後イギリス産業の没落と再生
ジェフリー・オーウェン:著, 和田 一夫:監訳
A5判 508ページ 上製
価格:7,150円 (消費税:650円)
ISBN978-4-8158-0483-1(4-8158-0483-4) C3033
奥付の初版発行年月:2004年03月
価格:7,150円 (消費税:650円)
ISBN978-4-8158-0483-1(4-8158-0483-4) C3033
奥付の初版発行年月:2004年03月
内容紹介
イギリスの「ものづくり」は復活したか――繊維から製薬、鉄鋼から電機までの主要産業を徹底分析、なぜある産業は衰退したのに他は健全なのか歴史的に解明するとともに、イギリス経済が帝国からヨーロッパ域内貿易の重視へと転換することで再生したとして、経済没落説に挑戦。日本経済の今後を考える上でも示唆に富む。
目次
第1章 遅れた後、また追いつく
第Ⅰ部 歴史的背景
第2章 最初に工業化した帰結
第3章 第二次大戦後のイギリスとドイツ、フランス
第Ⅱ部 産業と企業
第4章 繊維産業―誤った方向への現代化-
第5章 造船業場―歴史に幽閉されて
第6章 鉄鋼業―サッチャー効果
第7章 製紙業のグローバリゼーション
第8章 機械産業―世界の覇者からニッチ的存在へ
第9章 自動車産業―回避できた災難
第10章 エレクトロニクス産業―ヨーロッパ共通の失敗
第11章 航空機産業―政府とのパートナーシップ
第12章 化学産業―ナショナル・チャンピオン企業の生誕、成長そして解体
第13章 製薬業―勝利の方程式
第Ⅲ部 制度と政策
第14章 金融システム
第15章 訓練、教育、文化
第16章 労働組合と労使関係
第17章 政府の役割―コンセンサスから競争へ
第18章 結 論