唯美主義とジャパニズム
谷田 博幸:著
A5判 402ページ 上製
価格:6,050円 (消費税:550円)
ISBN978-4-8158-0493-0(4-8158-0493-1) C3071
奥付の初版発行年月:2004年09月
価格:6,050円 (消費税:550円)
ISBN978-4-8158-0493-0(4-8158-0493-1) C3071
奥付の初版発行年月:2004年09月
内容紹介
モダニズムの軛を解き放ち、ロセッティ、ホイッスラー、レイトン、ムア、アルマ=タデマ、ラスキン、らの仕事をヴィクトリア朝の社会と文化の中で捉えるとともに、日本美術に対する熱狂のさまを実証的に明らかにすることによって、あらためて英国美術の近代性を問い直した労作。
目次
序 章 モダニズムの軛を解き放つ
第Ⅰ部 ジャパニズム
第1章 ヴィクトリア朝英国に渡った日本の美術1851~62年
第2章 余白と非対称――ブックデザイナーとしてのロセッティ
第3章 古代ギリシャと日本――英国の<日本趣味>の一局面
第4章 ロセッティと薩摩藩留学生と
第5章 蒲原有明と日本におけるロセッティ崇拝
第二部 唯美主義
第6章 ロセッティ――絵画の近代性への目覚め
第7章 白のシンフォニー――ホイッスラーと唯美主義
第8章 色彩の復権――ヴィクトリアンとヴェネツィア派
第9章 Pax Romanaの画家――アルマ=タデマ再考
第10章 アポローン賛歌――レイトン卿とARYAN ARTの理想
第11章 アルバート・ムア――”ヴィクトリアン・モダン”の画家
第三部 唯美主義運動
第12章 染付とヒマワリの日々――G・デュ・モーリエと唯美主義運動