大君外交と「武威」 近世日本の国際秩序と朝鮮観
池内敏:著
A5判 468ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-8158-0531-9(4-8158-0531-8) C3021
奥付の初版発行年月:2006年02月
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-8158-0531-9(4-8158-0531-8) C3021
奥付の初版発行年月:2006年02月
内容紹介
日本の近世外交は東アジア世界のなかでどのように成立・変容したのか?唯一正式の外交関係を構築した対朝鮮関係を軸に、近世外交と「日本型華夷意識」の諸相を地域・時代・身分差をふまえて精緻化するとともに、近世「竹島一件」をはじめて日朝関係の形成過程に実証的に位置づけた労作。
目次
序 章 近世日本の国際秩序と朝鮮観
第Ⅰ部 大君の外交
第1章 「大君」号の歴史的性格
第2章 解体期冊封体制下の日朝交渉
第3章 未完の朝鮮通信使
補論1 寛永から享保に到る道中人馬役
補論2 朝鮮通信使の接待役について
第Ⅱ部 「武威」の国
第4章 近世における日本と朝鮮の自他認識
第5章 近世後期における対外観と 「国民」
第6章 「鮮人」考
補論3 アイヌと朝鮮人の交流
補論4 近世日本人のベトナム認識
第Ⅲ部 元禄竹島一件考
第7章 竹島渡海と鳥取藩
第8章 竹島一件の再検討――元禄6~9年の日朝交渉
第9章 東平行一件の再評価――元禄9~12年の日朝交渉
補論5 「隠州視聴合記(紀)」の解釈をめぐって
補論6 「竹島考」について