北大の学風を尋ねて
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-8329-3381-1 C1021
奥付の初版発行年月:2012年12月 / 発売日:2012年12月上旬
136年に及ぶ長い歴史の中でどのような形で形成され,いかなる精神的支柱となり,どのような形で展開してきたかを検討する。こうして形成された「学風」の原初形態が,その後の大学の変化・発展にともない,どのような形に変容したか,また「学風」における承継が,どのような方法で行われてきたかを明らかにする。
「学風」の担う機能について一般的な考察を行うことを通じて,とりわけ北大の学生・教職員・OB諸氏に向けて、時代の変化の中で母校(学部・学科・講座)の進路を正しく指し示すことのできる「導きの星」としての「学風」の役割を意識され,また,母校の長い歴史の中で,自らもまた母校の「学風」の形成と発展を担う一人であることについて再認識していただくことを希望している。
七戸 長生(シチノヘ チョウセイ)
1930年生まれ。(社)北海道地域農業研究所顧問・北海道大学名誉教授 農学博士。主な著書として,『農業機械の動態過程』(農業総合研究所,1974),『新しい農村リーダー』(農村漁村文化協会,1987),『日本農業の経営問題』(北大図書刊行会,1988),『経済構造調整下の北海道農業』(編著,北大図書刊行会,1991)、『The Nomadism in China』(北大図書刊行会,1994)
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第1章 学風の源流を求めて
1 フロンティア精神
2 少年よ、大志を抱け
3 都ぞ弥生
4 エルムの学園
第2章 学風を育むもの
1 寮生活
2 予科(教養課程)
3 部活動
第3章 学風を担った人びと
1 北大一二学部の学風
2 農学部の学風
関連書
,『農業機械の動態過程』(農業総合研究所,1974),『新しい農村リーダー』(農村漁村文化協会,1987),『日本農業の経営問題』(北大図書刊行会,1988),『経済構造調整下の北海道農業』(編著,北大図書刊行会,1991)、『The Nomadism in China』(北大図書刊行会,1994)