北海道大学大学院文学研究科研究叢書 7
人麻呂の方法 時間・空間・「語り手」
身崎 壽:著
A5判 298ページ
価格:5,170円 (消費税:470円)
ISBN978-4-8329-6491-4(4-8329-6491-7) C3095
奥付の初版発行年月:2005年01月 / 発売日:2005年01月下旬
価格:5,170円 (消費税:470円)
ISBN978-4-8329-6491-4(4-8329-6491-7) C3095
奥付の初版発行年月:2005年01月 / 発売日:2005年01月下旬
内容紹介
古代和歌がその始発期=万葉時代において,詩的=和歌的表現の可能性をどのようにきりひらいていったかを,万葉歌人柿本人麻呂の作品の分析を通じて究明。従来は看過されてきた,作品を流れる時間と空間,生身の作者とは異なる「語り手」という視点からその方法を分析,新たな解釈の地平を拓く。
著者プロフィール
身崎 壽(ミサキ ヒサシ)
1946年 東京都品川区にうまれる
1969年 東京教育大学文学部卒業
1976年 東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
立正女子大学教育学部専任講師、文教大学教育学部助教授、
北海道大学文学部助教授をへて
現 在 北海道大学大学院文学研究科教授(日本文化論講座)
主要著書
『宮廷挽歌の世界』1994年(塙選書96)
『和歌植物表現辞典』1994年(平田喜信氏と共著、東京堂)
『額田王 萬葉歌人の誕生』1998年(塙書房)
目次
序章
第一部
第一章 「日並皇子挽歌」「高市皇子挽歌」
第二章 「天武挽歌」
第三章 「献呈挽歌」
第四章 「明日香皇女挽歌」
第五章 「吉備津釆女挽歌」
第六章 「泣血哀慟歌」
第七章 「石中死人歌」
第二部
第八章 「近江荒都歌」
第九章 「吉野賛歌」
第十章 「阿騎野遊猟歌」
第十一章 短歌連作的作品系列
第十二章 「石見相聞歌」