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スズメバチはなぜ刺すか

スズメバチはなぜ刺すか

四六判 312ページ
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-8329-7101-1(4-8329-7101-8) C1045
奥付の初版発行年月:1988年09月 / 発売日:1988年09月下旬

内容紹介

スズメバチは, エジプトの昔より刺症昆虫の筆頭として人類から敵視される一方,害虫の天敵として保護されてもきた.本書は害虫としてのスズメバチ対策に始まり,その生態はもちろんのこと,広く人間社会との関わりまでをも網羅した〈スズメバチ百科〉である.生態写真を多数収録.

著者プロフィール

松浦 誠(マツウラ マコト)

三重大学生物資源学部教授.昆虫社会学・果樹昆虫学専攻.

[主  著]
日本ハチ類生態図鑑 (共著,講談社,1982)
スズメバチ類の比較行動学 (共著,北海道大学図書刊行会,1984)
ハチの観察と飼育 (ニューサイエンス社,1985)
スズメバチ—ぞうき林の名ハンター (平凡社,1985)
社会性ハチの不思議な社会 (どうぶつ社,1988)
蜂の生態と蜂毒及びその予防治療対策 (共著,林業労働災害防止協会,1988)
Biology of the Vespine Wasps (共著,Springer-Verlag,1990)
The Social Biology of Wasps (共著,Cornell University Press,1991)
図説・社会性カリバチの生態と進化 (北海道大学図書刊行会,1995)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

Ⅰ  スズメバチとはどんなハチ

Ⅱ  ハチはなぜ刺すか
1  刺すハチ・刺さぬハチ
2  おどしと攻撃
3  どうやって刺すか
4  毒の成分とその作用
5  どこを刺されるか
6  いつ刺されるか
7  ハチ毒アレルギー
8  刺されたらどうするか
9  刺されないためには

Ⅲ  スズメバチと人とのかかわり
1  刺症・不快昆虫として
2  なぜスズメバチが問題となっているか
3  食用としてのスズメバチ
4  ミツバチの殺し屋
5  害虫退治への貢献
6  スズメバチ信仰
7  スズメバチにかけた執念の男たち

Ⅳ  スズメバチの社会
1  ミツバチとどう違うか
2  多才な建築家
3  餌集め作戦
4  ギブあんどテイク
5  抗争と共存
6  スズメバチをめぐる不思議な生き物たち

Ⅴ  素人にできる巣の駆除法

Ⅵ  日本のスズメバチとその見わけ方
1  スズメバチの見わけ方
2  日本のスズメバチ


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