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地球温暖化の科学

地球温暖化の科学

A5判 262ページ
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-8329-8181-2 C3044
奥付の初版発行年月:2007年04月 / 発売日:2007年04月下旬

内容紹介

深刻でかつ緊急を要する課題である地球温暖化について,第一線で活躍する16名の研究者が体系的に説明した日本で最初のテキスト。理学・医学・工学・法学・公共政策・水産学などさまざまな分野の学生が理解できるように編集されている。

著者プロフィール

池田元美(イケダ モトヨシ)

北海道大学大学院環境科学院教授

入野智久(イリノ トモヒサ)

北海道大学大学院環境科学院助手

岸 道郎(キシ ミチオ)

北海道大学大学院水産科学研究院教授

岸 玲子(キシ レイコ)

 北海道大学大学院医学研究科教授

鈴木光次(スズキ コウジ)

北海道大学大学院環境科学院助教授

玉城英彦(タマシロ ヒデヒコ)

北海道大学大学院医学研究科教授

津田 敦(ツダ アツシ)

 東京大学海洋研究所助教授

露崎史朗(ツユザキ シロウ)

北海道大学大学院環境科学院助教授

松村寛一郎(マツムラ カンイチロウ)

関西学院大学総合政策学部助教授

宮本 融(ミヤモト トオル)

北海道大学公共政策大学院特任助教授

山崎孝治(ヤマザキ コウジ)

北海道大学大学院環境科学院教授

山中康裕(ヤマナカ ヤスヒロ)

北海道大学大学院環境科学院助教授

山本正伸(ヤマモト マサノブ)

北海道大学大学院環境科学院助教授

渡部雅浩(ワタナベ マサヒロ)

北海道大学大学院環境科学院助教授

渡辺 豊(ワタナベ ユタカ)

北海道大学低温科学研究所教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

口絵
 はじめに
第1章 地球温暖化の概略
地球温暖化にともなう気候変化 / 地球温暖化に対する研究分野とそれらの関係
第2章 温室効果気体と温暖化の原理
放射平衡 / 温室効果気体 / 対流圏大気の温度構造 / 温暖化メカニズムとフィードバック過程
第3章 過去の気候と環境変遷
古気候学 / 古気候の復元方法 / 氷期間氷期変動 / 100〜1000年スケール変動
第4章 大気・海洋・陸面における二酸化炭素の存在量と相互間の交換
二酸化炭素と温室効果気体について / 大気-海洋-陸面での炭素量およびその間のフラックス / 人為起源二酸化炭素の収支 / 大気中の二酸化炭素の季節変化と輸送 / 陸上生態系における炭素循環と吸収 / 海洋における炭素循環と吸収 / 陸面・海洋・それらを統合したモデルによる予測
第5章 地球温暖化にともなう大気・海洋の応答と役割
大気の温暖化予測 / 地球温暖化と自然変動・異常気象 / 極域圏の気候変動 / 地球温暖化と極域海洋海氷の役割 / 地球温暖化と陸域雪氷の役割,および海水準上昇  
第6章 地球温暖化にともなう陸上生態系の変化
生態系 / 陸上生態系変動を知るための空間的・時間的規模 / 環境と植物群集の測定 / 植生指数 / 一次生産力 / 物質循環と炭素循環 / 大スケールでの生態系応答予測 / 温暖化へのフィードバック(地域スケール) / メタ解析
第7章 地球温暖化にともなう海洋物質循環・生態系の変化
地球温暖化による海洋物質循環過程の変化 / 地球温暖化による海洋生態系の変化 / 海洋鉄散布実験 / 海洋酸性化による海洋生態系への影響
第8章 地球温暖化の社会影響と対応策
食糧生産への影響 / 気候変化と健康 / エネルギー政策の影響と新エネルギー源の可能性 / 京都議定書に代表される政府間取り決め / 地球温暖化防止対策の決定過程
第9章 さらなる勉強に向けて
国際関係と社会システムで考える地球温暖化 / 持続可能な世界に向けて
 索 引


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