阪大リーブル34
試練と成熟
四六判 226ページ 並製
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-87259-316-7 C1310
奥付の初版発行年月:2012年04月 / 発売日:2012年04月上旬
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-87259-316-7 C1310
奥付の初版発行年月:2012年04月 / 発売日:2012年04月上旬
内容紹介
人生は常に試練にさらされ,変容を迫られている.
そのとき変容をどう受け止め,もちこたえ,「成熟」
に至るか.学生や社会人との対話や臨床の現場か
ら,自己の中の他考を見つめ,人間の変容の意味と
可能性を考える.生き直すための心揺さぶる数々
のヒントがここにある.臨床哲学の広がりと深ま
り.
目次
第一章 いい変容、悪い変容 — 変容価値論
第一節 不変・不動のこだわり
第二節 変容のゆらぎ
第三節 自己と他者
第四節 価値の遠近法
第二章 何が変わるのか — 変容関係性論
第一節 五つの関係性-人間/社会/自然/自分/意味
第二節 関係性が織りなす物語
第三章 どう変わるのか − 変容転換論
第一節 道程と鏡像
第二節 創造について
第三節 境界は引かれ、また浸透される
第四章 書く自己変容
第四章 誰(何)のせいで変容するのか −主客反転論
第一節 外からの被り
第二節 仕事と労働
第三節 過程のままに代わる主体
第五章 「言葉」なしに変容はない − 変容記号論
第一節 変容を可視的にする
第二節 意味の極北へ
第六章 生きる工夫、生かす技法 — 変容援助論
第一節 生きる−複雑性の縮減
第二節 生かす−援助のパラドックス
第三節 弱さの構築