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ドキュメント臨床哲学

シリーズ臨床哲学1
ドキュメント臨床哲学

四六判 306ページ 並製
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-87259-354-9 C3010
奥付の初版発行年月:2010年09月 / 発売日:2010年09月上旬

内容紹介

日本初の専門分野「臨床哲学」.医療・看護・介
護・教育・学生・一般市民と共に展開する新しい
哲学は,哲学界のみならず異なる分野にも多大な
インパクトを与え続けてきた.臨床哲学とはどの
ような活動で,どのような変遷をとげてきたのか.
様々な実践を重ね,経験を積み上げてきた主要メ
ンバーの論考と,周辺で見守り,ともに歩んでき
た関係者の証言で綴る,大阪大学に発足して10
年を過ぎ,ついに示されるマニフェスト.

著者プロフィール

鷲田 清一(ワシダ キヨカズ)

大阪大学総長

本間直樹 ほんま なほ(ホンマ ナオキ)

大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授

中岡 成文(ナカオカ ナリフミ)

大阪大学大学院文学研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

終わりなき途上で‐臨床哲学という試み (鷲田清一)


第1部 動き出す

1.区切りをつけること‐臨床哲学をどう語るのか (中岡成文)
2.さまざまな現場への取り組み‐介護、ケアと臨床哲学 (中岡成文)
3.〈書かれたことば〉を聴きながら‐‐刊行物『臨床哲学』と『臨床哲学のメチエ』から (本間直樹)

幕間 

外の語り 「これはそもそも学問なのか?という疑問は、外からも来るし、内側からも常に発生する」 (小林傳司)

内の語り 「それを臨床哲学として考えることには 欺瞞のようなものを感じざるをえなかった」 (紀平知樹)

第2部 動きを/動きながら

1 .現代社会の組織/運動としての臨床哲学 (中岡成文)
2 .知ること/動くこと (中岡成文)
3 .考える故に、 (本間直樹)
4 .行為としての哲学 (紀平知樹)

第3部 どこに向かって (本間直樹、中岡成文、浜渦辰二)
1.入口はどこか?—大学という制度の内と外で
2.何がいかに学ばれるのか?
3.哲学のはたらく場所とは?
4.それぞれの臨床哲学
5.ライフスタイルのなかで実践される哲学

あとがき  (本間直樹、中岡成文)
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