叢書コンフリクトの人文学2
コンフリクトと移民 新しい研究の射程
A5判 350ページ 並製
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-87259-403-4 C3036
奥付の初版発行年月:2012年03月 / 発売日:2012年03月上旬
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-87259-403-4 C3036
奥付の初版発行年月:2012年03月 / 発売日:2012年03月上旬
内容紹介
集合的社会現象として移民をとらえるだけでなく,
その現象に巻き込まれる人々のアイデンティティと,
研究者を巻き込んだ実践との関係性のダイナミズ
ムとしてとらえ,研究の教育実践への還元を試み
る.第一部「文化理論」移民にまつわるコンフリ
クト研究.第二部「在日状況」五編のモノグラフ
を通し具体的状況を見る.第三部「実践研究」は
日本とベトナムの間のコンフリクトを把握.第四部
学習文献ガイド
目次
序論 コンフリクトと移民−新しい研究の射程
第Ⅰ部 文化理論
第1章 移民の哲学 (松葉祥一)
第2章 外国労働・構造的暴力・トランスナショナリティ (池田光穂)
第3章 メキシコにおける輸出工業化と移民予備軍の形成 (藤井嘉祥)
第Ⅱ部 在日状況
第4章 外国人看護婦・介護福祉士候補の受け入れをめぐる葛藤 (奥島美夏)
第5章 ことばの文化の壁を越えて (中村安秀)
第6章 親密な関係の交渉 (山本ベバリーアン)
第7章 「往復する人々」の教育戦略 (志水宏吉)
第8章 外国人労働者問題の根源を考えるためのノート (雀博憲)
第Ⅲ部 実践研究
第9章 多文化間精神医学の事例研究としてのベトナム−日本 (植本雅治・三浦藍)
第10章 実践的対話手法 (中岡成文・高山佳子・本間直樹)
第Ⅳ部 研究への誘い
第11章 「コンフリクトと移民」を考えるブックガイド (池田光穂)