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宣伝・広告と芸能のハブとなる生業ちんどん屋

大阪大学総合学術博物館叢書21
ちんどん屋 宣伝・広告と芸能のハブとなる生業

A4判 96ページ 並製
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-87259-820-9 C1370
奥付の初版発行年月:2024年11月 / 発売日:2024年12月上旬

内容紹介

扮装をし、音楽を用いて人々の耳目を集め、宣伝文句の口上を述べる街頭の「広告代理店」ちんどん屋に様々な角度から光をあてる。ちんどん屋のもつ芸能的側面や音楽を伴う宣伝・広告業としての歴史的側面について考察した論考等を集めた。大阪大学総合学術博物館の企画展「ちんどん屋―宣伝・広告に活きるハブ(集積/中継/交流)芸能―」関連書籍。各企業が自社製品を周知するために活用した宣伝隊(楽隊)の写真をはじめとする図版も多数収録。


目次

はじめに
第1章 広告としてのちんどん屋 
ちんどん屋と「広告」
路傍広告業の先達たち 
囃子広告の系譜——浪花囃子、東囃子、都囃子、ちんどん屋
〝大大阪〟の時代と屋外広告三態——絵看板、アドビル、アドバルーン 

第2章 街を廻る楽隊 
企業の楽隊広告
[写真]大所帯の楽隊による宣伝活動/楽隊の発展形/日本を飛び出した楽隊
街廻りと配るもの
街廻りのなかで考えたこと 
ブルガリアのちんどん屋——リマノフ兄弟と「楽師市場」 

第3章 ちんどん屋と芸能 
ちんどん屋の芸
路上の語り芸としてのちんどん屋——口上とその周辺 
後家さんのウィンクの響き、おたかさんの仁義の響き——LP『ドキュメント 日本の放浪芸』におけるチンドン屋不在の理由を探る 

主な「東西屋」の系譜 明治~大正~昭和初期/関西ちんどん屋の系譜〈戦後編〉 

あとがき


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