[改訂増補] 森里海連環学 森から海までの統合的管理を目指して
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-87698-581-4 C3045
奥付の初版発行年月:2011年09月 / 発売日:2011年09月上旬
森を扱うのは森林学,海を扱うのは海洋学,河を扱うのは河学…。細分化された枠組が,環境のトータルな理解を妨げている。実際には,森と海は里を 媒介に繋がっている。事実,森を整備すると数年にして下流の海での漁獲が上がる。しかし時として,海からのインパクトは凄まじい。震災後の現実に 立ち,森から海までの統合的管理をめざす。
目次
総合的視点を通した研究と人材育成への挑戦−−刊行の協力にあたって [笹川陽平]
はじめに [山下 洋]
口 絵
1部 森・里・海の循環学
第1章 連環する環,連環しない環 [柴田昌三・竹内典之]
第2章 森をめぐる物質循環 [徳地直子]
第3章 海を守る森 [向井 宏]
Brief Note1 ミネラル循環を屋久島に見る [中野孝教]
第4章 河川の構造と生態系 [萱場祐一]
Brief Note2 土砂と循環 [中島 皇]
第5章 モニタリングと沿岸環境の保全 [白山義久]
第6章 「森から海まで」の統合的管理をめざして [松田 治]
Brief Note3 河口域の物質循環 [藤原建紀]
2部 森・里・海とヒトの相互作用
第7章 森と水,人と自然 [吉岡崇仁]
第8章 森は海の恋人 [畠山重篤]
Brief Note4 農地と流域環境 [西村和雄]
3部 森・里・海の法と経済
第9章 森から海までの統合的管理と法制度 [磯崎博司]
第10章 森から海までの環境経済学 [有路昌彦]
Brief Note5 連環はなぜ断たれるのか [浅野耕太]
終章 「森・里・海」の発想とは何か [田中 克]
付録 用語解説
資料:沿岸域圏総合管理計画策定のための指針
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